岩波新書『鍼灸の挑戦』の再読

松田博公著『鍼灸の挑戦』を読み返しました。この本は、新書版で200ページ程度ですが何回読んでもためになります。

 

一つ一つのツボの場所、作用などについては、WHOに登録されて、ツボ効果についても明らかになってきております。しかし、2000年前の中国の古典書に掲載されている、『経絡』という気の回路については、残念ながら、まだ、公式的には、解明されてはおりません。

 

ツボの経絡「経絡敏感人」現るについて、同署の22頁に、鍼灸を行っていた医師2名が「経絡敏感人」について研究しております。

研究結果は、『経絡の研究』(杏林書院)として出版し、中国に大きな影響を与え、中国衛生部の指導で1972年に始めた全国調査では、約6.5万人の対象者中226人の敏感人が見つかったとのことです。

 

コラム欄では58頁の「足三里」では、芭蕉・灸博士の原志免太郎の話などが掲載されております。価格が700円+税というのも、東洋医学系の本にしては、手ごろですね。お読みいただくと健康管理にお役に立つと思います。

 

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