彼岸の入り

2017年3月17日
今日はカレンダーを見ると『彼岸の入り』です。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉はよく耳にすると思います。
彼岸という言葉は、サンスクリット語の「パーラミター」の漢訳「到彼岸」の略だといいます。
元々仏教の用語で、「煩悩に満ちた現世である此岸(しがん)を離れて修行を積むことで煩悩を脱して、悟りの境地に達した世界(彼の岸)に到達する」という意味をもちます。
現代の私たちが普段使っている「お彼岸」という言葉は、修行を経て悟りの世界に達したというよりも、彼岸の期間に寺院で行われる彼岸会と呼ばれる法要や、先祖供養の意味で用いられることのほうが多いです。
 「お彼岸にお墓参り」という文化は、仏教徒が多い他の国と比べても日本だけの独特の風習のようです。
お彼岸の中日である春分の日の意味が「自然をたたえ、生物をいつくしむ」、秋分の日が「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」という意味をもち、昔から先祖崇拝や豊作に感謝してきた日本らしい文化が影響しているのでしょう。
 仏教においては、お彼岸の時期に真西へ沈む夕陽の向こう側にある此岸・浄土の先祖を偲び、夕陽に拝み供養する仏事とのことです。
墓所については、10年以上前に、市の墓苑に確保してはいるがあまり手入れをしていないので、見てきました。彼岸を機会に先祖を敬い、自分の健康にも気をつけたいと思いました。

 

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